米国株の購入手数料は投資信託より安い。
外国株式の手数料は
国内株式の購入手数料よりも
高い。
これは事実だと思います。
最近は、証券会社によっては50万円以下の約定代金は無料というところもあるので、
国内の株式購入のコストはとても低くなっています。
外国株の運用は投資信託が有利?
対して、ポートフォリオに海外の株式などを組み込む場合には、
多くの場合、投資信託やETF等を利用する事が多いと思います。
外国の株式を個別に購入する事は、一般的に売買に掛かる手数料の高さと、
外貨を介する為替手数料でコストが大きく掛かる為
わざわざ選択する必要はないように思われます。
しかし本当に投資信託よりも高いのでしょうか???
投資信託の信託報酬
アメリカ市場を対象とした、投資信託の信託報酬は現在0.2%程度が
各社のラインナップの中ではかなりの低水準として存在しています。
会社によって最安値では0.1%のような水準のものも出てきています。
信託報酬は保有する残高に毎年掛かるものなので、
100万円を20年預けると仮定すると
0.2%の商品であれば4万円が手数料として支払われる形になります。
個別株式の手数料
購入手数料 0.495% (50万円程度以上は上限22ドル)
ドルに換えるための為替手数料 0.25%
の合計 0.745%
売却時もこの手数料が掛かるとすると
2倍の 1.49%となり
100万円相当を購入している場合 1万4900円の手数料の支払いとなります。
100万円を一括で購入する場合の手数料は上限が22ドルとなっているので、
その場合は9400円の手数料と想定することが出来ます。
10年を超える保有では個別株式のコストは低い
20年の長期の保有を想定した場合は
投資信託 4万円
個別株購入 1万4900円
となり
仮に現在、信託報酬が最安値の投資信託を選んだとしても
個別株の購入をおこなった方が手数料としては安くなります。
現在の手数料で比較した場合は10年程度の保有を想定しているのであれば、
コストの面でも、個別株の購入を選択肢として入れてもよいかもしれません。
まとめ
管理が簡単などのメリットが多く、自分も使っています。
ただ長期の保有を目的とする場合は、
信託報酬が低くても残高に対して毎年手数料が掛かっているので、
意外にも個別株の購入の方がコストが安くなることもあるという事実を
自分は意識していませんでした。
サブスクリプションサービスもそうですが、
小さい額でも継続して支払っているコストは忘れてはいけませんね!!